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頭皮に合わせたシャンプー選び

最近では、皮脂を落としすぎず頭皮環境を適度に整える「スカルプシャンプー」や、自然は由来の成分が配合された髪に優しい「ボタニカルシャンプー」など様々な種類のシャンプーが販売されていますが、みなさんは自分の頭皮に合わせたシャンプーを使ってますか?ただ安いから、家族と共有のシャンプーをなんとなく使っている方は要注意!今回はシャンプーの種類やそれぞれの特長についてお話ししていきます。

男性と女性の頭皮の違い

ドラッグストアに行くと男性用シャンプーや女性用ヘアカラー剤など、性別で分けられているヘアケアアイテムを目にすることがあると思いますが、実は男性と女性では頭皮環境が異なります。

男性の頭皮は男性ホルモンが多いため皮脂が多く、女性に比べて頭皮がオイリーな傾向にあります。頭皮の皮脂は特に若い世代の方に多く、お年寄りの方は逆に少ないと言われています。

女性は頭皮の皮脂が少ない傾向にありますが、男性に比べて皮膚が弱い方が多く、男性用のヘアケアアイテムを使うと炎症を起こしてしまうという方もいらっしゃいます。また女性はパーマやカラーリングなどをする機会が多く、その分頭皮へのダメージを受けててしまいます。

 

シャンプーの種類

毎日のヘアケアに欠かすことができないのはシャンプーです。自分の髪の毛や頭皮に合ったものを使用したいものですが、しかしながら現在様々な種類のシャンプーが販売されているので、どれが良いのか迷ってしまいます。そこでシャンプーの種類からおすすめのシャンプーをご紹介いたします。

シャンプーの種類は大きく分けて3種類

たくさんの種類のシャンプーが販売されていますが、洗浄成分(界面活性剤)によって3種類に分類することができます。

①アミノ酸系シャンプー

②石鹸系シャンプー

③高級アルコール系シャンプー

の3つです。それぞれ詳しく解説していきます。

①アミノ酸系シャンプー

アミノ酸系のシャンプーは洗浄成分である界面活性剤にアミノ酸を使用しているシャンプーです。

アミノ酸はタンパク質の主成分であり、髪の毛や頭皮に優しいのが特徴です。しかし、成分の原価が高いためシャンプーの値段が少しお高めになっているものが多いです。

②石鹸系シャンプー

石鹸系はシャンプーは天然由来の成分で作られており、日本では昔からよく使用されているシャンプーです。またアレルギーをお持ちの方や敏感肌の方にも比較的安全に使用できるシャンプーです。洗浄力はあるのですが、石鹸はアルカリ性のため、髪の毛がキシキシなったり、ごわついたりと使い心地に少々難点があります。

③高級アルコール系シャンプー

現在市販されている多くのシャンプーが高級アルコール系とされています。石油由来の界面活性剤を使用しており、洗浄力の高さが特徴です。頭皮が脂っぽい方や、ワックスなどの整髪料を多めに使う方や比較的安価で購入することができますので、あまりお金をかけたくない方にはおすすめできますが、頭皮にとって必要な皮脂があり、その皮脂は紫外線などからバリアとして守ってくれています。しかし、高級アルコール系シャンプーはその高い洗浄力がゆえ、必要な皮脂までも洗い落としてしまいますので、皮脂の量が少ない方にはあまりおすすめできません。

自分に合うシャンプーはどれ?

3種類のシャンプーがあることがわかりましたが、結局自分に合うのはどれなのか?

分類すると以下になります。

・薄毛が気になる方は
  →アミノ酸系
・アレルギー体質や敏感肌の方は
  →石鹸系シャンプー
・髪の汚れや皮脂をしっかり洗い落としたい方は
  →高級アルコール系シャンプー
になります。
 

プロペシア専科がオススメするシャンプー

プロペシア専科が一番にオススメするシャンプーは「ケトコナゾールシャンプー」です!主成分であるケトコナゾールは抗真菌薬と呼ばれる真菌の発生を抑制する効果があり、水虫やカンジダ症などに効果的な薬剤として知られています。そのケトコナゾールが配合されたシャンプーは頭皮の細菌(カビ)による痒みやフケ、炎症などを治してくれる効果があります。またAGA(男性型脱毛症)の原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制してくれる効果があるとされており、薄毛治療に最も適しているシャンプーではないかと思います。ただ、ケトコナゾールシャンプーは1%以上ケトコナゾールが含むものは治療用として使われるため、ドラッグストアなど市販などでは購入できず、病院や専門のクリニック、通販などで購入する必要があります。しかし、通販などは水で薄められていたり、普通のシャンプーを入れてケトコナゾールシャンプーとして販売している悪徳業者もいるようなので、通販などで購入する際は注意してください。

自分に合ったシャンプーで健康な髪と頭皮環境を!

今回はシャンプーの種類をお話しいたしましたが、自分の頭皮や悩みに合いそうなシャンプーは見つかりそうですか?種類の違いや選び方に気を付け自分にピッタリなシャンプーを見つけましょう。