第一印象を良くしよう!
新年度スタートの4月から1カ月が過ぎました。4月は進学、入学、転勤、引っ越しなどで新たな生活がスタートする時期です。環境が新しくなるのみならず、初対面の人と接することも多く、人間関係が新しくなり、何かと気をつかったりする場面も多々あるでしょう。そこではもちろん、「人から格好よく思われたい」「見た目を良くしたい」「印象を良くしたい」などと思うのはもっともなことです。「第一印象が大切」「見た目が重要」とはビジネスマナー、研修でもよく言われることです。
人は見た目が100パーセント!?
見た目が重要な意味を持つ
ひと昔前になりますが、2005年に新潮社から出版された『人は見た目が9割』(竹内一郎 著書)という本が100万部以上もの大ヒット、ベストセラーになりました。好評だったので、その続編も刊行され、またまた話題となったようです。昨年2017年には、漫画からテレビドラマ化された『人は見た目が100パーセント』(作者:大久保ヒロミ、講談社、ドラマ主演:桐谷美玲、フジテレビ)も放映されるなど、やはり見た目、人に与える印象についての関心は尽きません。他方、人は見た目で判断するものではない、という考えもあります。それももっともで、竹内一郎氏も演出家としての立場から、非言語コミュニケーションという観点で、表情やしぐさがさまざまな意味を持つことを述べています(詳しい内容は著書をご覧ください(笑))。
見た目には「髪型」が大事!
心理学的なことはさておき、竹内一郎氏は見た目の要素として、「動き」「表情」「色」「音」「匂い」を、続編では「目」「姿勢」「オーラ」に加え、本コラムにおいて強調したい、「髪型」を取り上げています。第一印象としてもそうですし、あまりまだその人がどんな人や性格なのかわからないときに、(見た目で先入観をもってはいけないことは重々わかっているのですが)髪型から受ける印象が、その人を特徴づけてしまうことも正直あります。例えば、短く刈り上げた短髪の人であれば、短気、真面目、厳格な性格、あるいは、さっぱりしたスポーツマンタイプの人で、精神力・性格も強く営業もできそう、とか、長髪の人であれば、イケメン、流行に敏感でオシャレにも興味があり、芸術肌、音楽・バンド活動でもやっていたに違いない・・・などといった印象です。髪型は何歳になっても、老若男女問わず、各個人にとって重要な要素となるわけです。その髪型をかたちづくるのは1本1本の大切な髪の毛です。
髪の毛にハリやコシがなくなってきた
毎朝、鏡の前で髪をセットして通学、出勤するわけですが、生え際の後退(おでこが広くなってきた)、頭頂部あたりの地肌が目立ってきたなど、思春期以降、髪の毛が薄くなってきて思うような髪型ができなくなってきたという悩みを抱える方が多くなります。こういった成人男性によくみられる、髪が薄くなる状態がまさにAGA(エージーエー、男性型脱毛症)と言えましょう。AGAは病気です。早めに治療すればするほど、治療効果は高まる可能性があります。通販などで安易に効果不明な塗り薬(外用薬)を使用するよりも、薄毛・AGA治療専門クリニックで医師に相談するのが得策です。
髪の毛の寿命(ヘアサイクル)
薄毛・AGAの原因はDHT(ジヒドロテストステロン)
しっかりとコシのある髪の毛を保つためには、良性の男性ホルモンである「テストステロン」が必要です。AGAは生え際や頭頂部に多く存在する酵素である「5αリダクターゼ(5α還元酵素)」によって悪性の男性ホルモンのジヒドロテストステロンに変換されてしまう事で、抜け毛や薄毛に繋がってしまいます。このジヒドロテストステロンは髪の毛の成長周期であるヘアサイクルを大幅に短縮させてしまうという作用があります。通常は5~6年あるヘアサイクルが、悪性の男性ホルモンのジヒドロテストステロンの作用により数カ月~約1年のサイクルまで短くなってしまった場合、1本1本の毛髪の成長が妨げられ、太く長くコシのある髪の毛に成長する前に抜け落ちてしまうわけです。抜けるペースが速くなることで地肌が透けて見えるようになってしまい、薄毛となってしまいます。
薄毛・AGAは治療が可能です。
このように原因がはっきりしているので、治療も可能なわけです。悩んでいる時間がもったいないですし、加齢だからしかたないとあきらめるのは性急です。AGA・薄毛の患者数は全国におよそ1300万人以上いると言われていますが、その半数の方は特にAGA治療も行っておらず、日々抜け毛・AGAが進行していっているという状況です。AGAは早期治療が大切ですので、少しでも気になる方はAGA専門クリニックでの受診をオススメします。
飲み薬か、塗り薬か、どちらで治療すればよい?
AGAの原因を取り除くことが治療の基本方針になります。基本的には、ジヒドロテストステロンを抑制すること、頭皮の血行を改善すること、この2つが有効な治療方法です。ジヒドロテストステロンの生成を抑えるにはプロペシアを服用し、毛髪が細くなったり柔らかくなったりと成長し切る前に抜け落ちてしまう症状を防ぐことが必要となります。 その上で頭皮を清潔に保って毛髪に必要な栄養分を補うといった発毛環境を整えていくケアを合わせて行います。プロペシア(フィナステリド)・ザガーロ(デュタステリド)とミノキシジル(ミノタブ等)との組み合わせなど、発毛促進に効果的な治療法を選択していきましょう。ケトコナゾールシャンプーでの頭皮ケアや亜鉛、リジンなどの栄養補助剤も処方してくれるような、多角的治療の行えるAGA専門クリニック受診がベストです。